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みなさんは「犬の殺処分問題」をご存知ですか?
環境庁の調査によると、日本では年間4,059頭もの犬が殺処分されています。
さらに、その約19%は生まれたばかりの子犬です。
私たちがこうして生活している間にも、毎日10頭以上の犬が殺処分で命を落としているのです。
サリーはもともと、一人暮らしのおじいさんに飼われていました。しかし飼われていたのはサリー一頭ではありません。
サリーは、70頭を超える犬たちと一つの庭の中で飼われていたのです。
おじいさんは2018年2月に亡くなってしまいます。
しかし、おじいさんが亡くなったことや、残された犬たちの状況が発見されたのは、その一ヶ月後でした。70頭を超える犬たちはその間、食べるものもありませんでした。皆ガリガリに痩せ、ほとんどの犬たちはフィラリアに罹っていました。中には餓死をしてしまった子、犬同士のケンカで亡くなってしまっていた子もいました。
あふれかえる犬たちの中で放置され、まともに人と触れ合うこともなく育ってきたサリーは人が近づくと、不安や怯えで威嚇してしまうクセがついてしまっていました。
そんなサリーと出会い保護したのはキドックスというNPO団体でした。
今、サリーは優しいご家庭に引き取られ、人から撫でられることも受け入れるようになり、シャンプーに挑戦したり、人と一緒に寝たり、休日にはカフェにお出かけしたりなど、家族の一員として幸せに暮らしています。
キドックスは設立以来、こうしたワンちゃんの保護活動を続けています。
「犬の殺処分」は、私たちにとって身近に感じられない問題かもしれません。ですが、現実で起きている問題なのです。
ペットは飼い主を選べません。生まれてすぐに殺処分により命を落としてしまう犬もいるのです。
キドックスはそんな犬たちの命を救いながら『犬と人が共に幸せになれる社会』の実現のために活動しています。これまでに84頭を保護し、70頭が優しい里親さんのもとへ譲渡されています。(2023年1月現在)
この活動を支えるために、多くの人々が1日約30円で始められる『キドックス ファミリー会員』として支援に参加しています。